外貨建て資産評価とは、投資対象が外国通貨で表記される資産の時価を、その通貨と国内通貨との為替レートに基づき算定する手法である。
目次
概要

外貨建て資産は、スポット市場やフォワード契約で決済されることが多く、評価には即時の為替レート(スプレッドを含む)と将来予測レート(スワップポイント)が用いられる。通貨ペア表記は「USD/JPY」等で示され、主要通貨・新興国通貨の差異が評価に影響する。
役割と機能

投資家は為替リスクをヘッジせずに保有する場合、外貨建て評価を行い実質的なリターンを把握できる。金融商品取引所や証券会社では、カバー取引(FXスワップ)でポジションを調整し、固定相場制下の介入政策に応じた調整も可能となる。
特徴

- 為替レート依存性:評価は即時レートと将来レートを組み合わせて算出される。
- スワップポイントの影響:金利差が大きい通貨ペアでは評価額に顕著な変動が生じる。
- 実効為替レート・購買力平価との連関:長期的にはPPPと比較し、資産価格の適正化を図る指標として利用される。
現在の位置づけ

近年は低金利環境でキャリートレードが拡大し、外貨建て評価はポジション管理の重要手段となっている。また、SDR(特別引き出し権)を基準とした資産評価も国際金融機関間で採用されるケースが増えており、規制当局は為替変動リスクの開示義務を強化している。
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