PTS市場の売買時間とは、証券取引所の営業時間外において投資家が電子取引システムを通じて株式・優先株などを売買できる時間帯である。
概要

PTS(Private Trading System)は本堂取引と別に設置される板情報非公開型市場で、主に午後5時から翌午前9時までの時間帯で取引が行われる。市場閉場後や開場前に株価を調整できるように設計されたものであり、流動性向上と投資家サービス拡充を目的として導入された。
役割と機能

PTSは営業時間外でも株式の売買が可能であるため、企業情報公開直後や市場閉場後に価格調整を行うことができる。板情報非公開の取引方式により投資家間の情報差別化を抑えつつ、競争的な注文執行を実現する。また、決済日や注文受付方式なども明確に規定されている。
特徴

- 時間帯:午後5時〜翌午前9時(本堂取引終了後・開場前)
- 板情報非公開:価格形成への影響を最小化
- 取引単位:最低1株、通常は1株以上
- 決済日:翌営業日
これらの特徴により、PTSは本堂取引と比べて流動性は低いものの、投資家に時間的柔軟性を提供する重要な市場である。
現在の位置づけ

近年ではESG関連株やETFの取引拡大とともにPTS市場も活発化している。金融商品取引法に基づく報告義務や透明性確保が強化され、投資家保護を目的とした監督体制が整備された。AIアルゴリズム取引の増加や海外ETFの日本上場拡大に伴い、PTS市場は今後さらに重要な役割を担う見通しである。
続きを読むには確認が必要です

