QR Code Payment Protocol Versionとは、モバイル端末やPOS機で読み取るQRコードを利用した決済におけるプロトコルの世代管理を示す番号である。
目次
概要

モバイル決済の普及と共に、QRコードは静的・動的形式が混在し、各国やサービス間で互換性が課題となった。これを解消するため、EMVCo等が制定した「QR Code Payment Specification」では、プロトコルの改定ごとにバージョン番号を付与し、仕様変更点を明確化している。
役割と機能

- 互換性保証:同一QRコードでも異なるサービスが同一規格で解釈できる。
- セキュリティ管理:バージョンアップに伴い、署名方式や暗号化アルゴリズムの更新を行い、不正利用防止を図る。
- 規制対応:PSD2やPCI DSSなどの法的要件変更時に、バージョン番号で追跡しコンプライアンスを維持する。
特徴

- 動的・静的コード両立:バージョンによって生成方式が切り替わる。
- 署名/暗号化オプション:セキュリティレベルを選択可能。
- 統一API連携:Open Banking APIとの接続時に、QRコードのパラメータ構造を規定。
現在の位置づけ

近年はアジア市場で標準化が進み、欧州・米国でも導入が拡大している。バージョン管理により、サービスプロバイダー間の相互運用性が向上し、マルチチャネル決済環境の統合が促進されている。また、トークナイゼーションやデジタルウォレットとの連携を視野に入れた次世代仕様への移行が検討されるなど、金融テクノロジー全体の発展と密接に関連している。
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