食料・エネルギー除外CPI

食料・エネルギー除外CPIとは、食料品とエネルギー関連商品の価格変動を除いた消費者物価指数である。

目次

概要

概要(食料・エネルギー除外CPI)の図解

CPIは一般家庭が購入する商品やサービスの平均価格を測定し、インフレを把握する指標である。しかし、食料品・エネルギーは天候や国際情勢により短期的に大きく変動しやすいため、長期的な物価水準の評価には不適切とされる。そこで、これらを除外した「コアCPI」または食料・エネルギー除外CPIが導入された。

役割と機能

役割と機能(食料・エネルギー除外CPI)の図解

中央銀行や財政当局は、金融政策決定において基準となるインフレ率としてこの指標を参照する。短期的な価格変動のノイズを排除し、実質的な物価上昇トレンドを把握できるため、金利設定や量的緩和・テーパリングの判断材料となる。また、賃金交渉や公的給付のインデックス化にも利用される。

特徴

特徴(食料・エネルギー除外CPI)の図解

  • 対象除外:食料品(米、野菜、肉類等)とエネルギー関連商品(ガソリン、電力等)を除外
  • 変動性低減:CPIに比べて価格変動が抑えられ、長期トレンドを反映しやすい
  • 計算方法:標準CPIデータから該当項目の重みを差し引き、残りの品目で再構築する
  • 名称の統一性:国際的には「Core CPI」と呼ばれ、同じ概念を示すが、日本では食料・エネルギー除外CPIと表記されることが多い

現在の位置づけ

現在の位置づけ(食料・エネルギー除外CPI)の図解

近年、グローバルな供給網の混乱や気候変動による食料価格の急騰、エネルギー価格の高騰が続く中で、CPI全体と比較して安定した指標として注目されている。日本銀行は金融政策決議においてコアCPIを重要視し、インフレ期待の判断材料として用い、必要に応じて金利政策を調整する。また、企業や個人が契約時に使用する物価指数としても定着している。

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