SWIFT gpi API

SWIFT gpi APIとは、国際送金の処理をリアルタイムで追跡・管理できるインターフェースである。

目次

概要

概要(SWIFT gpi API)の図解

SWIFTは1970年代に金融機関間のメッセージングネットワークを構築し、国際決済の基盤となった。2017年頃に導入されたGlobal Payments Innovation(gpi)では、送金の透明性と速度向上を目的に、ISO 20022形式で標準化された情報を付与したメッセージを提供した。gpi APIはそのサービスを外部アプリケーションへ公開することで、銀行や決済プロバイダーが自社システムから直接送金状況を取得・更新できるように設計されている。

役割と機能

役割と機能(SWIFT gpi API)の図解

  • リアルタイム追跡:送金開始時点でのステータス、到着予定時間、最終決済時刻を即座に確認できる。
  • 自動化統合:コアバンキングや顧客関係管理(CRM)システムと連携し、手動入力を削減。
  • コンプライアンス支援:送金情報の詳細ログが取得可能で、AML・KYC監査への対応を容易にする。
  • 顧客体験向上:取引状況をリアルタイムで提示できるため、顧客からの問い合わせ削減と満足度向上につながる。

特徴

特徴(SWIFT gpi API)の図解

  • ISO 20022準拠:国際的に統一されたデータ構造により、異なる銀行間でも情報交換がスムーズ。
  • 標準化されたステータスコード:送金の状態を一貫した形式で表現し、誤解や遅延を防止。
  • APIベースの設計:RESTfulインターフェースにより、既存のIT環境への導入が容易。
  • 拡張性:追加機能(例:為替レート取得、手数料算定)をモジュール化して提供できる。

現在の位置づけ

現在の位置づけ(SWIFT gpi API)の図解

近年のデジタルバンキング推進と規制強化に伴い、SWIFT gpi APIは国際送金業務の標準インフラとして広く採用されている。多くの主要銀行がAPIを通じた自動化を実現し、顧客への即時情報提供や内部プロセス効率化に寄与している。また、FinTech企業や決済サービスプロバイダーもgpi APIを活用し、従来型の送金手段と競合する新たなビジネスモデルを構築。規制当局は透明性向上とリスク管理強化を目的に、API利用の推奨やガイドライン策定を進めている。将来的にはブロックチェーン等との統合も検討されるなど、国際決済インフラの進化が続く見込みである。

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