売買代金保証契約とは、売主が売買代金の受領を保証する第三者(保証人)が、買主が代金を支払わない場合に代金を支払うことを約束する契約である。
目次
概要

売買代金保証契約は、特に高額不動産取引やREITの買収時に、売主の資金回収リスクを低減するために用いられる。保証人は金融機関や保険会社が担い、保証対象は売買代金全額または一部に限定されることが多い。保証期間は取引完了までとし、保証人は担保や保証料を設定することでリスクを調整する。
役割と機能

売買代金保証契約は、売主のキャッシュフロー安定化を図り、取引相手の信用力不足を補完する。特にREITの私募やサブリース契約で、投資家が資金を確保しやすくなる。保証人は保証料を受け取り、保証対象が履行されない場合に代金を支払うことで、売主の損失を回避する。
特徴

- 保証対象は売買代金に限定され、金額は契約書で明示される。
- 保証人は担保を設定し、保証料を徴収することでリスクを分散する。
- 保証期間は取引完了までとし、売主は保証人の信用状況を確認する必要がある。
- 他の保証契約(債務保証)と異なり、売買代金保証は取引完了後に履行される点が特徴。
現在の位置づけ

現代の不動産市場では、信用リスクの高まりと規制強化に伴い、売買代金保証契約の需要が増加している。特にREITの私募や企業間不動産取引で、保証人が金融機関や保険会社に限定されるケースが多い。規制当局は保証人の資本適正率や保証料の設定基準を監督し、透明性と公正性を確保している。

