国債(金利スワップ・金利先物国債)とは、金利スワップや金利先物取引の基礎となる国債を指す。
目次
概要

金利スワップや金利先物取引において、基礎資産として使用される政府発行の債券を総称したものである。この分類は、デリバティブ市場拡大と中央銀行政策変動に伴い、ヘッジ対象と投機手段を明確化するために生まれた。
役割と機能

金利スワップでは、固定クーポンの国債が固定ペイ側として、浮動金利(LIBOR・SOFR)を受取る側の基礎となり、金利差を交換する。金利先物では、国債価格を標的とした将来契約で、投資家は金利変動リスクをヘッジまたは投機できる。
特徴

- 信用格付けが高く流動性が優れ、デュレーション調整が容易。
- クーポン頻度や満期に応じてデュレーション・コンベクシティを最適化可能。
- 政策金利とスプレッドが連動しやすく、ヘッジ効果が高い。
- 金融機関の資本計算上、ヘッジ対象として認められるため、バランスシート管理に有用。
現在の位置づけ

量的緩和終了後も金利変動リスクが残るため需要は高い。規制強化(IFRS 9・Basel III)により透明性とヘッジ認定基準が厳格化され、国債を基盤としたデリバティブ取引の市場価値が増大している。主要国の国債は国際金利ベンチマークとして機能し、デュレーション・コンベクシティ分析で価格決定に不可欠となっている。
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