純資産価額とは、投資信託やETFが保有する全ての資産から負債を差し引いた残余を基準に算出される1口あたりの価格である。
目次
概要

純資産価額(NAV)は、ファンドの実質的な価値を示す指標として設立された。投資家が購入・解約時に適正な取引価格を把握できるようにするため、日々の基準価額計算は金融商品取引法等で定められている。
役割と機能

- 資産運用会社は純資産価額を元に投資家への購入・解約手続きを行う。
- 基準価額は信託報酬の計算基礎となり、ファンドの経費率やトラッキングエラー評価にも利用される。
- ETFの場合、市場価格と純資産価額との差異(プレミアム・ディスカウント)が投資判断の一要素になる。
特徴

- 市場価格との乖離:ETFは取引所で売買されるため、純資産価額と実際の取引価格が一致しないケースがある。
- 透明性:日次で算出され、投資家に対して資産構成と評価方法を明示する。
- リスク指標ではない:NAVは過去・現在の価値を示すのみで、将来のリターン保証は含まれない。
現在の位置づけ

純資産価額は投資信託・ETF全般において不可欠な基準となっている。iDeCo対応商品やつみたて型ファンドでも必須情報であり、規制当局からも定期的な開示が求められる。近年のスマートベータ戦略やヘッジファンドでは、純資産価額を用いたパフォーマンス比較が投資判断に大きく影響している。
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